夕張メロン

登録番号 4
名称 夕張メロン(ユーバリメロン)、YUBARI MELON
分類 野菜
登録区分 第2類 野菜類 メロン
登録日 2015/12/22
生産地 北海道
夕張市
連絡先

夕張市農業協同組合
北海道夕張市沼ノ沢213番地27
http://www.yubari-melon.or.jp/

夕張メロン
※提供元:夕張市農業協同組合

「夕張メロン」は、赤肉系果肉の一代交配種(F1)で、品種名は夕張キングです。
 品種特性は、メロン種の中では早生系品種で、着果から成熟期までの期間が45日程度です。果実外観は、果重は1.0~2.5kg、形状は長円形で、ネットが発生します。果皮色は、収穫時は灰緑色で食べ頃には黄色に変わります。果実内部は果肉色がオレンジ色で、果肉は繊維質が少ないことから非常に柔らかく、ジューシーです。芳醇な香りが強い品種で、糖度は10度以上に達します。また、加工に供するものについては、外観(形・ネット)が生食用の規格ではないものであり、その他(香り・肉質等の品種特性を満たし、熟度がある果実)は生食用と同様です。
 品質規格は4等級(特秀・秀・優・良)に分かれており、糖度、一果の重量、ネットの密度および果皮色が規定されています。例えば特秀品では、糖度13度以上、一果の重量は1.3kg~1.8kg、密度は90%以上、果皮色は緑~灰緑とされています。

「夕張メロン」の生産地である夕張市は、山や丘陵に囲まれた地形であるため、他のメロン産地と比べ昼夜の気温の変化が大きく、果実成熟期である6月~7月においては、6月で最高気温が20.4℃、最低気温が10.0℃と寒暖の差が10.0℃以上、7月では最高気温が23.3℃、最低気温が14.6℃と寒暖の差が8℃以上になります。降水量についても6月、7月は梅雨がないため、月100mm前後と非常に少ない気候です。
 土壌は、樽前火山がもたらした火山灰がベースとなっており、水はけが良いのが特徴です。「夕張メロン」の高温多湿に非常に弱い特性上、これらの自然的条件を備えた夕張市で栽培することにより、「夕張メロン」特有の芳醇な香り、ジューシーな果肉、充分な糖度を得ることができます。
 「夕張メロン」は、父「スパイシーカンタロープ」母「アールスフェボリット」を親にもつ一代交配種で、父親と母親の優れた性質を、その子一代に限り発揮する遺伝学上の特性を利用した品種であり、種子が夕張市外に出たことがありません。この品種特性を最大限に生かすためには、上記の地理的要素に加え、栽培技術が必要です。1960年より夕張キングの栽培・研究を継続することで培った栽培技術の蓄積が、栽培管理上の畑づくり、ネット発生や果実肥大等に不可欠な細やかな温度・湿度・土壌水分管理に生かされており、これらのことから、この夕張の地でないと「夕張メロン」を栽培することは出来ないと言えます。

1960年4月に17名の有志により夕張メロン組合が設立され、数々の試験栽培を繰り返し、同年に現在の一代交配種夕張キングが作出されました。多年の願望である新品種が作出されたことを契機に、生産組合を中心に農協と一体となって、作付、栽培、撰果、出荷に一元的に取り組んだ結果、1965年から1975年ごろには北海道を代表する産地となりました。夕張メロン組合の設立以来、今日まで厳格な栽培基準と検査体制で長い歴史を刻んできています。その間、全国農業協同組合中央会より農業の担い手として経営技術が優秀であり他の範となるものと認められ日本農業賞(1972年)を受賞しています。また、毎年5月中旬の初出荷には初セリが全国ニュースとして注目されるなど、高級嗜好品として全国的な知名度を有するに至っています。

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