東根さくらんぼ

登録番号 30
名称 東根さくらんぼ、HIGASHINE CHERRY
分類 果物
登録区分 第3類 果実類 おうとう
登録日 2017/10/20
生産地 山形県
東根市及び隣接市町の一部
連絡先

果樹王国ひがしね6次産業化推進協議会

山形県東根市中央一丁目1番1号

東根さくらんぼ
※提供元:果樹王国ひがしね6次産業化推進協議会

「東根さくらんぼ」は、味わい、見た目ともに最高品種といわれる「佐藤錦」を主要品種とする、食味にも優れた赤い果実であり、山形県東根市を代表するバラ科サクラ属の桜桃(オウトウ)の果実です。
 東根市は「佐藤錦」発祥の地であり、誕生以来、当地で試行錯誤を繰り返しながら栽培技術を確立してきました。「東根さくらんぼ」は長い栽培の歴史を有し、佐藤錦の栽培技術の確立を通じ、さくらんぼ全ての品種において品質が飛躍的に向上し、高品質で安定した生産量が確保できるようになりました。大玉で糖度が高く、そのさわやかな甘さと程よい酸味のバランスに優れた食味の良さが、初夏の味覚として贈答用をはじめ需要者に高い評価を得ています。山形県主催の「さくらんぼ品評会」では毎年東根市産が上位を占め、これまで数々の栄誉ある賞を受賞しています。生産量は、山形県が全国の7割を占めますが、東根市はその中でもトップに位置します。
 「東根さくらんぼ」の栽培においては、品質を保持するため、雨除け施設等を用いて割果を防止し、さらにその側面に防鳥ネットを張り、野鳥等から果実を守ります。この雨除け施設は東根市で開発されたもので、導入以来生産が安定化し、佐藤錦の栽培の急速な拡張に寄与しました。さらに、樹の下に反射シート等を使うことにより、果実の着色を促進します。また、芽の時と青い実の時に摘果するとともに、着色開始時期に葉摘みを行うことで果実と葉に太陽の光を多く当て、果実の成長を促します。

明治時代、全国各地に配布・試作されたさくらんぼですが、現在では数カ所の産地に限られています。これは、さくらんぼが気象条件、地理的条件、土壌条件を選ぶ品目だからです。
 一般的に昼夜の寒暖差は果樹の生育に好影響を与え、果実は甘みを増すとされています。「東根さくらんぼ」の生産地は昼夜の寒暖差が大きく、果実成熟期の6月においては、最高気温26.2℃、最低気温14.0℃と、寒暖差が日平均の最高と最低で12℃と大きく条件のよい地域になっています。また、6月は梅雨の時期とも重なりますが、この生産地は比較的降雨量が少なく日照時間が長いことも、食味に好影響を与えています。土壌は、奥羽山系の乱川(みだれがわ)扇状地をはじめ、白水川、村山野川など河川により形成された水はけの良い礫質褐色低地土などです。これらの土壌は排水と通気性を好むさくらんぼ栽培に適しており、土壌水分が少ないことが甘みにつながり、そのさわやかな甘さと程よい酸味のバランスに優れた良食味のさくらんぼが生産されます。
 さくらんぼは明治初期から導入が始まりましたが、現在の最高級品種「佐藤錦」は東根市発祥の品種であり、昭和3年(1928年)、東根町(当時)で佐藤栄助氏により生み出され、その後、岡田東作氏が命名、努力と研究によりさくらんぼを代表する品種に成長し、普及することとなりました。
 明治時代からの栽培の歴史において、先人たちの弛まぬ努力、栽培意欲、そしてその信念は現在も地域の生産者に引き継がれており、「東根さくらんぼ」の生産量は日本一を誇り、その8割以上が「佐藤錦」となっています。地域内では、生産者独自の研究会や勉強会、最新の栽培技術導入に向けた情報収集などが活発で、さらなる高みを目指した取り組みが行われています。

ページ
トップ

日本の伝統的な特産品の魅力を発信