三島馬鈴薯

登録番号 18
名称 三島馬鈴薯(ミシマバレイショ)、MISHIMA BAREISHO
分類 野菜
登録区分 第2類 野菜類 馬鈴しょ
登録日 2016/10/12
生産地 静岡県
三島市の箱根西麓地域(佐野、徳倉、沢地、川原ヶ谷山田、川原ヶ谷小沢、川原ヶ谷元山中、塚原新田、市山新田、三ツ谷新田、笹原新田、山中新田、谷田台崎、玉沢) 田方郡函南町の箱根西麓地域(桑原、大竹、平井、丹那、畑、田代、軽井沢)
連絡先

三島函南農業協同組合

静岡県三島市谷田字城の内141-1

http://mkja-shizuoka.jp/

三島馬鈴薯
※提供元:三島函南農業協同組合

「三島馬鈴薯」は、箱根の西麓地区にあたる静岡県三島市および田方郡函南町の各地域で生産されるメークイン品種の馬鈴薯です。肌を傷つけないように丁寧に収穫した後、風乾貯蔵を経て、いずれも大産地である長崎県の出荷が終わり、北海道の本格的な出荷が始まる前である概ね7月から8月にかけて出荷されます。
 「三島馬鈴薯」は、一つ一つ丁寧に収穫を行なうため、肌に傷がつかず、艶を帯びた美しい表面をしています。食味はメークインの特徴である粘質で崩れにくい肉質と品種「男爵薯」のような甘みのあるほくほく感が特徴です。収穫してから1週間から2週間程度、風通しの良い冷暗所で乾燥させながら貯蔵することで、しっかり熟成させます。これが甘みとしっとりでほくほくの食感を生み、保存性を高めることになります。馬鈴薯の表面が乾いていない状態で貯蔵すると、表面に汗をかき呼吸が出来なくなります。これが傷みや腐敗、病気の原因になるわけですが、しっかりと風に晒して乾燥させることにより、消費者が購入してからも品質が保たれています。
 このような食味と保存性の良さが市場で高く評価され、他の産地のメークインと比較して高い価格で取引されています。

「三島馬鈴薯」の栽培は、11月に品種「メークイン」の種いもを生産者へ配布し、2月頃より植え付けが始まります。栽培の過程では土壌の表層をビニール製のシートで覆い、6月から7月にかけて馬鈴薯の肌を傷つけないように丁寧に収穫を行います。その後、コンテナに入れ、風通しの良い冷暗所で1週間から2週間程度風乾貯蔵を行います。

「三島馬鈴薯」の生産地である箱根西麓地区の土壌は、火山灰土と腐植土から成る黒ボク土に分類されます。耕作された土壌の層が深く柔らかいため、透水性、通気性、保水性に優れています。
 この地区の2月から3月の発芽期に於けるシート被覆下の地温は10~15℃であり、それ以降の生育期に於ける日平均気温は13~20℃になります。また、栽培期間中は適度な降水があり、土壌が乾燥し過ぎることもありません。生育時に適度な水分とやや冷涼な気候を必要とする馬鈴薯の栽培にとって、この土地の栽培期間中の気温、降水などの気候条件、さらに通気性、保水性に優れた柔らかな土壌がうまく適合しており、「三島馬鈴薯」の生産を可能にしていると言えます。
 さらにこの地区の圃場が南向きの斜面であるため、日照時間が長く水はけが良いことが、馬鈴薯の生産への適性を高めています。そして、生産地が傾斜地であることで、大型収穫機等を使用することが出来なかったこと、また耕作された土壌の層が深く柔らかいことで、一つ一つ丁寧に収穫する作業の様式が採られ、現在に至るまで守られてきました。
 この地区の馬鈴薯の生産は、1940年代後半より産地化へ向けて動き始めました。その後1970年に、現在の品種である「メークイン」を発祥の地である北海道厚沢部町より導入したことが、「三島馬鈴薯」生産の起点となり、現在に至るまで継続されています。

ページ
トップ

日本の伝統的な特産品の魅力を発信