あおもりカシス

登録番号 1
名称 あおもりカシス
分類 果物
登録区分 第3類 果実類 すぐり類
登録日 2015/12/22
生産地 青森県
東青地域(青森市、東津軽郡平内町、東津軽郡今別町、東津軽郡蓬田村、東津軽郡外ヶ浜町)
連絡先

あおもりカシスの会

青森県青森市浪岡大字浪岡字稲村101番地1 青森市農林水産部あおもり産品支援課内

http://www.aomoricassis.com/

あおもりカシス
※提供元:青森県 広報広聴課

「あおもりカシス」は、1965年にドイツから導入された品種であり、小粒で皮が厚く、酸味とともに甘み・苦味を有し、他のカシスに比べ、アントシアニンという成分を特に多く含んでいます。
 海外(ポーランド、フランス、ニュージーランド等)ではカシスの品種改良が盛んに行われてきており、特有の酸味が少なく、生で食べやすい品種や、機械収穫し易いように熟す時期が揃う品種、大粒品種など改良されたものが栽培されています。
 一方「あおもりカシス」は、海外で品種改良が進む前に導入された品種であるため、自然(原種)のカシスの姿や食味に近いと考えられ、さわやかな酸味や独特の芳香が特徴で、この自然の酸味を活かして、甘みを付けたり、乳製品と合わせると相性が非常に良く、加工に適した品種と言えます。果重は、一般的な海外品種が1果重あたり1~3グラムであるのに対し、「あおもりカシス」は平均1グラム前後です。
 さらに、カシスにはポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれていますが、「あおもりカシス」の含有量は特に多く、他の品種と比較すると、100gあたり80mg~250mgも多く含まれていることがわかっています。これは、アントシアニンの紫色の色素成分が果皮に多く含まれることから、「あおもりカシス」の皮が厚く小粒である特徴に由来すると考えられています。
 加えて、熟す時期が一定でないこと、また、腐敗果を排除し、虫の混入を防止する目的から、機械収穫ではなく、完熟したものから選別し、全て手摘みで収穫されていることも特徴の一つです。

青森市で「あおもりカシス」の栽培が始められたのは1975年頃ですが、そのルーツは1965年まで遡ることとなります。
 同年、弘前大学部農学部教授望月武雄氏が、北米・ヨーロッパ・タイなどで研修外遊中、ドイツの研究員ケムラー氏から、青森の気候に適しているとカシスの苗木提供の申し出を受けたことがきっかけとなりました。同年秋、地元出身の米内山義一郎代議士が、青森の気候風土に適した作物を求めてドイツへ渡航した際、望月氏が米内山氏へカシスの苗木の持ち帰りを依頼し、取得することとなりました。
 望月氏は入手した苗木を基に、青森市内の自宅でカシス栽培を始め、暫くは個人的な取り組みに留まっていましたが、栄養豊富で味が良く、青森市の気候も適していることに着目し、地元での特産化を期待して、木を株分けし、青森市農業指導センターへ寄贈しました。1977年には、同センターで増殖した苗木を市内の農業協同組合へ提供して栽培を勧め、これを契機に青森市にカシス栽培が根付くこととなりました。
 栽培当初は、一般には馴染みがなく酸味が強く生食には向かないフルーツだったことから、栽培規模は限られたものでしたが、1985年に特産化を目指して「青森市管内農協婦人部農産加工振興会(現あおもりカシスの会)」が発足したことがその後の発展の一つの起点となりました。カシスをジャムにしたときの爽やかな酸味と甘さに魅かれ、同会では地道な活動で徐々に会員を増やしながら栽培を続けるとともに、カシスの商品化に取り組んできました。その結果、青森が日本一の生産地として全国から注目を集めるようになり、「あおもりカシス」の需要が急増しました。それに伴い、栽培マニュアルの整備や、地域の生産者を指導する「あおもりカシスマイスター」の育成を行うことなどにより、品質・生産量の飛躍的な向上が図られ、2005年産は約2.4トンだった収穫量は、2013年産には10トンを超えるに至っています。

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