上庄さといも

上庄さといも

登録番号 43
名称 上庄さといも(カミショウサトイモ)
分類 野菜
登録区分 第2類 野菜類 さといも
登録日 2017/11/10
生産地 福井県
大野市上庄地区(昭和29年6月30日現在における行政区画名としての福井県大野郡上庄村)
連絡先

テラル越前農業協同組合

福井県大野市中挾1丁目1301番地

http://jaterral.jp/

農林水産物等の生産地

「上庄さといも」は、「大野在来」と呼ばれる在来系統のサトイモで、肉質が非常に緻密で固くしまっており、煮崩れしにくく、モチモチとした独特の食感が特徴です。
 種芋の選抜は各農家において行われていますが、優良種芋の選抜方法が徹底されていることで「上庄さといも(大野在来)」の系統が維持されています。
 このような特性を有した「上庄さといも」は、市場担当者からの評価も高く、出荷最盛期である10~12月には高値で取引されています。

「上庄さといも」は、「大野在来」を用い、生産地として掲げる地区で栽培されるものとしています。
 生産者団体では出荷規格を持ち、乾燥が不十分、傷・腐り・病害等があるなど、規格を満たしていないものは出荷されません。なお、規格を満たしていない産品のうち、傷や病害の被害が著しくなく、腐敗していないものは加工用に供されます。

「上庄さといも」の栽培地域は、福井県北東部に位置し、白山(1)、荒島岳など1,000m級の山々に囲まれ、山から流れた土の堆積でできた扇状地は、砂質壌土からなる排水良好な圃場です。
 また、「上庄さといも」の生育期間である4~11月は、盆地特有の気候である昼夜の温度差が大きいため、日中作られたデンプンが転流しやすい状況となり、デンプン含量が高く、調理したときに煮崩れしにくい高品質のサトイモが生まれる要素となっており、九頭竜川(2)や真名川など豊富な河川水による夏の灌漑が容易なことなど、立地条件にも恵まれています。
 「大野在来」と呼ばれるサトイモの来歴は定かでなく、地域の各農家が自家用として受け継いできたため系統も雑多でしたが、1972年から3年間、奥越農業改良普及センターが中心となり、上庄地区において「大野在来」の系統選抜を行い、収量性の高い「上庄さといも(大野在来)」の系統が選抜されました。
 その後も優良系統の選抜が継続的に行われ、少なくとも特性が確立した状態で30年以上と現在においても系統の維持が図られています。
 このように、当該生産地では「上庄さといも(大野在来)」の系統維持が管理されており、生産地の立地条件と気候が「上庄さといも」の品種特性を更に高める要素となっています。

  1. 白山:標高2,702m。北陸地方の白山国立公園内に位置し、「日本百名山」に選定されている。また、白山は、「日本三霊山」にも選定されています。
  2. 九頭竜川:福井県嶺北地方を流れる一級河川です。名前は「九つの頭を持った龍」という意味で、古来より多くの伝説や神話が伝えられています。

ページ
トップ

日本の伝統的な特産品の魅力を発信