河北せり

河北せり

登録番号 104
名称 河北せり
分類 野菜 / 穀物類
登録日 2020/12/23
生産地 宮城県
平成17年3月31日における行政区画名としての宮城県桃生郡河北町(現宮城県石巻市相野谷、中島、皿貝、馬鞍及び小船越)
連絡先

河北せり振興協議会

宮城県石巻市小船越字山畑390

農林水産物等の生産地

「河北せり」は、一般的なせりと比べて可食部の茎葉長が長いことが特徴のせり(1)です。
 地域では、古くから漬物やお浸しで根に近い茎部の食感が好まれてきたため、可食部である茎葉長の長さと太さが市場関係者から評価されてきました。
 春のせりは栽培期間が長い上に収穫期間が短く、また鮮度保持も難しいことから、全国的に生産量が少なく、この時期に出荷できる「河北せり」は、地元の貴重な生産品となっています。

「河北せり」は、品種として飯野川在来、みやぎVWD1号、島根みどりのほか、この3品種と同等の特性を有している別の品種も用いることができることとしています。
 栽培は生産地内の水深を30cm以上確保できるせり専用田で伏流水を利用して行います。出荷は茎葉長が30cm以上で著しい傷害や害虫被害のないものとしています。

生産地は、北上山地(2)周辺に広がり豊富な伏流水に恵まれ、栽培期間中に大量の水を必要とするせりの栽培に適した地域です。
 生産地では、せり専用田の深い水深を十分に満たす伏流水が長期間確保できることで、茎葉長が長い「河北せり」を栽培することができます。また、収穫後速やかに出荷調製作業を行い、大量の伏流水で丁寧に洗浄するなど鮮度管理も徹底しています。
 伏流水を利用したせり専用田での栽培方法は1935年頃から開始されました。その後、1960年頃には、秋から翌年春先までの長期出荷を行う現在の栽培体系が確立されました。
 1973年から1974年にかけて、伏流水の管理及び作業効率化のために、せり専用田の集約化を図り、1982年に茎葉長の出荷基準を30cm以上と定めました。
 2018年現在の共販出荷数量は115トン、共販出荷農家数は25戸となっています。

  1. せり:日本原産の多年草で、水田の畔道や湿地などに生え、食味は、独特の強い香りと歯触りに特徴があります。
  2. 北上山地:東北地方東部、青森県南部から宮城県に至る太平洋に面した全長240kmあまりの山地です。高度は800~1000m前後、最高峰は中央部にある早池峰山(1917m)、山地の西側には東北地方最長の北上川が流れています。

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